ネットの取り付け方、張り方、繋ぎ方を教えます
防球ネット、ゴルフネット、アスレチックネットの取り付け方、張り方、繋ぎ方を説明します。落下防止ネットやアスレチックネットの張り方、繋ぎ方も同様です。ネットを施工場所に取り付ける方法をお教えします。単純な繰り返し作業となりますが、一目一目丁寧に取り付けますと、防球ネット、ゴルフネットやアスレチックネットは安全に、簡単に取り付けられます。
まず、その第一はネットの採寸を丁寧に行って下さい。ネットは枠の内から内の寸法で製作してください。ネットが大きすぎると、しっかりと施工しても、ネットがだらりと垂れて、見栄えが良くないからです。ネットが小さ過ぎれば、張れません。
ネットの種類についてはゴルフネット・アスレチックネットを見て下さい。
吹き抜けアスレチックネットや階段転落防止のゴルフネットの取り付けもできます。
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①ロープの用意
ネットとネット取り付けロープと仮止めのロープをご用意してください。
取り付けロープが細い場合は編み針があると便利です。しかし、アスレチックネットを張る場合は太いロープですので、編み針はありません。太いロープの場合は長くても10mぐらいまでが長さの限界かもしれません。
②仮止め
まず、仮止めロープを使って、ネットを取り付けたい場所に張ってください。このロープはインシュロックタイといわれるプラスチックの結束バンドでもOKです。ネットの大きさが正しかったかを確認してください。
③始点の決定
始める地点を決めてください。基本的には上から下へ、右効きの人は左から右へがやりやすいと思います。今回は左の上から始めます。始点で取り付けロープをしっかりと縛って始めます。
④せき巻
一目一目クルリクルリと巻いていきます。これをせき巻といいます。今回は2回せき巻をしましたが、通常は4-5回せき巻します。せき巻はただ巻くだけです。
⑤固定します(2重結び)
次はネットと枠とを固定します。同じ目で2回せき巻をしてから、取り付けロープを黒い矢印のところを通します。私はこれを2重結びと云います。
つづき
ロープはこのようになります。ロープを引っ張ると結んだ状態となります。
しかしながら、せき巻の部分が緩んでいたら、緩んだまま縛ってしまいますので、必ず、せき巻の部分を締めながら、さらにロープを引っ張って、2重結びを完成させてください。
つづき
せき巻の部分もよく締めて、2重結びをしたところです。
⑥その繰り返しです。
せき巻して、2重結びを繰り返します。
せき巻することは楽ですが、あまり長くし過ぎますと、もし、何らかの原因で取り付けロープが切れた場合、ネットが枠から簡単に外れる恐れがあります。もし、2重結びが適度に入っていたら、そこで止りますので、簡単にネットが枠から外れることはありません。また、補修するにも楽です。
⑦要所では2重結びを入れる。
角などの要所では必ず、2重結びを入れてください。ネットがしっかりしたものになります。
⑧このように円周を一周するように頑張ります。
⑨せき巻と2重結びの繰り返しです。
⑩一周しました。終点です。最後はやはり2重結びをします。
⑪始点の時の余ったロープと終点の後のロープをしっかりと結びます。
⑫切れ端はネットの奥に入れて目立たぬように
⑬仮止めのロープを外す。インシュロックタイのような結束バンドをご使用した場合は目立たなければ、結束バンドの不必要な部分を切り取ったあと、残すのもいいかもしれません。
完成しました。
インドアゴルフ場の施工をしました
インドアゴルフ練習場のゴルフネットの施工をしました。
外気の温度に関係せずに、空調の効いた快適な環境の中で、ゴルフの練習をするのは素晴らしいことです。8打席のインドアゴルフのネット、ワイヤ張りを4日間で施工しました。
いろいろなネットの紹介
各種アスレチックネットや吹き抜けアスレチックもご提案します。
また、赤色や黄色のゴルフネットや綿のネットもあります。
用途に応じて、ネットをご提案しますとともに、張り方についても、ご提案いたします。