八甲田山の6月中旬は金沢でいえば4月中旬頃でしょうか。日影では雪がまだ残り、雪の解けたところには水芭蕉がいっぱい。ここは、八甲田の睡蓮沼という湿地帯です。
八甲田山というと、雪の中でたくさんの人が遭難したことだけが私の頭に残っていますが、春は何と素晴らしいところでしょうか。周りはたくさんの山々がラクダのこぶのように、綺麗な稜線を作って絶景。とてもやさしい風景。八甲田山という大きな山があるのかと思っていたら、違っていました。
この睡蓮池からは大岳、小岳、赤倉岳など見えますが、私は一番右に見える、高田大岳が素晴らしくきれいに思いました。また、近くには温泉がいっぱい。そこで高田大岳の登山口の谷地温泉に行ってきました。硫黄系の白いお湯で、熱いお風呂とぬるめのお風呂の二つの湯舟が並んでいます。どうすればいいのか、壁に貼ってある説明書きを読みながらの入浴。
今日の八甲田山は優しく微笑んでくれましたが、厳しくてつらい八甲田山もあるのでしょうね。でも、機嫌のいい春は水芭蕉と深緑と温泉が素晴らしい。
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