熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社をお参りしてきました。この写真は最後の那智大社から見た、青岸渡寺の三重塔と那智の滝の絶景。
まず本宮大社ですが、本来は熊野川の中州の大斎原にあったのですが、大洪水により大きな被害を受け、今の高台に移されたらしい。大斎原はすぐ近くで、大地から神聖な力が湧きだしてくるように感じました。
広い熊野川沿いを車で約1時間、新宮市に到着。熊野速玉神社をお参り、そしてすぐ近くの神倉神社へ。ご神体はゴトビキ岩と呼ばれる山上にある巨岩。しかし、ここの参道の石段はすごい。階段というより、最早ロッククライミング。そのあと、車で約50分ほどで熊野那智大社と那智の滝へ。神倉神社で足を使い過ぎて、ふらふらになって、那智大社に到着したのは、もう夕方。
昔はみんな歩いたのです。「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられています。その時通った熊野古道が今も整備されています。どうして、こんな山深くに社を作り、そして多数の人々がお参りしたのか、不思議でなりません。これが神様の力なのですね。
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